2007年度入社式によせて その2

東京の桜の花は、もう残り少なくなって来ました。先週の日曜日に、六本木のアークヒルズを通りかかりましたところ、夜空いっぱいに桜の枝が広がり薄いピンクの花びらが舞い降りてきて、とても幻想的な風情でした。若葉の透けるような緑色とその桜色の花びらはあいまってそれはそれは美しく、まるで別世界のような風景でした。

今週は、忘れないうちに入社式のグループリーダーのメッセージを掲載しておくことにします。ひとりひとりの今までの仕事への思いや新入社員のみなさんへの気持がよく現れているコメントだと思います。

■オープンシステム部 金島光伸GL
主にニッチマーケットにおいて、Windows系の「.Net」をメインに開発を行っております。
主なエンドユーザーは、H社やO社です。その他にも他部署(主にシステム制作部)の受託開発案件やSI案件のサポートをしております。
我々が行っているシステム開発の業務には、1つとして同じプロジェクトはありません。故にお客様に感動を与えることが出来る仕事であり、また、お客様だけではなく、同じプロジェクトメンバーとも感動を共有できます。これから、皆さんと一緒に感動を共有出来るような、仕事をやっていきましょう。

■SI本部 武田幸四郎GL
主に要件定義から運用までを行なっている部署です。お客様のやりたいことを汲み取って、システム化し且つヒューマンシステムとしての付加価値を加えお客様に提供するという仕事です。
プロジェクトとしては、主に人材系のプロジェクトが多く、開発言語としては、JAVAの開発が多くなっています。若干.NETによる開発も行なっています。私の自己紹介もかねて過去の経歴から簡単に述べさせて頂きます。私は、入社してから主にマイクロソフト社のオフィス製品であるAccessを使用して、販売管理系システムを構築していました。その後、VB、.NETでの開発とマイクロソフト社の製品を使用した開発を行なってきました。プロジェクトとしては、販売管理系のシステムから某コンビニサイトの設計人材紹介会社の設計、某銀行のBtoBサイトの設計と製造などになります。某銀行のBtoBサイトに関しては、JAVAの開発で、私自身はJAVAをそれまで行なってきたことはありませんでしたが、JAVAの製造も問題なくできました。(勉強期間は1週間でした。)
そこで新入社員の皆さんに一言です。システムにはいろいろな言語があり覚えることがたくさんあります。
いろいろな言語を少しずつ広く勉強するよりも1つのことを極めてください。1つのことを極めることでそこからの応用によって他の言語は自然とできるようになるものです。1つのことを極めそこからいろいろと発展させて成長していってください。

■システム制作部 小林克彦GL
2つの軸から成り立っています。1つは、自社請負のSI案件のインフラの設計、構築、運用を他部門の開発部隊と連携しながら行っています。2つめは、NECなど大手ベンダーの官庁系の大型案件に基本設計から、 参加し、製造、保守と一連の工程を担当しています。
先輩からのコメントで、「わからないことがあったら直ぐ聞いて」という話がありましたが、聞き方ということを少し考えてください。ただ、「わからない」と聞くのは、小学生レベルの聞き方です。何がわからないのか?、どこまでは自分はわかるのか?こうしたいのだけど、ここがうまくいかないなど、分からないこと聞きたいことをきちんと自分で整理し、よい質問の仕方というものを身につけてください。

■ITサービス部 山野建GL
ITサービス部では、SI本部と同様にインテリジェンス様やジョブダイレクト様などの人材紹介系のお仕事をメインに行っております。また、他部門へメンバーを協力に出しているケースも多いです。
先日、お客様の送別会に参加させて頂いた際の話をさせて頂きます。その席であるお客様から次のような事を告白されました。
「実は、山野さんの仕事っぷりに憧れてシステム部に異動したんです。以前カスタマーセンターに居た頃、山野さんに不具合の調査をお願いした際にExcelなんかを使いながら調査する姿を見てシステムが解るって凄いなぁと思い、異動を決めたんです。」(※)
お酒の席での話しなのでリップサービスの意味合いも強いと思いますが、お客様のキャリアにまで影響を与えていたという事を知り、驚きと喜びを強く感じました。お客様は私達の仕事ぶりを見ていないようで結構見ています。皆さんもお客様の目を意識しながら仕事をして貰いたいと思います。
※最初は不遜な態度に何だコイツは!と思ったそうですが... 皆さんはそう言った事が無いように謙虚に行きましょう。

この挨拶を読んで、グループマネージャのみなさんが、私が思っている以上にいろいろなことを感じて日々成長してくれているのだと嬉しく思いました。ひとりひとりが、みんな自分の経験を大切に前向きに仕事に取り組んでいけることはとても大切なことです。社員のみなさんも新入社員に負けないようにITアーキテクトとしての自分をプロジェクトマネージャとしての自分自身をさらに大きく成長させていってください。

今週も宜しくお願いいたします。

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2007年度入社式によせて

 桜の舞い降りるなかを東京プリンスへ続くゆるい坂道を登ってくる時、毎年、自分の気持を新たにできるような思いがする。今年の新入社員は、例年の3割ほどの人数で、いつになく入社式も短め。ヒューマンシステムで全員が揃う行事といえば、この入社式と経営計画を発表する7月の全体会議と10月ぐらいにある全体研修、そして12月のクリスマスパーティーということになっている。

 いつも、社外に出ていることの多い部署のメンバーは、この行事に向けてお客様と調整して戻ってくる。特にこの入社式は、毎年新しい社員をお迎えするという我々の歓迎の意味もこめて、感慨深いものを感じるのは、私だけではないと思う。

1992年の9月に設立され長い就職氷河期に入社した社員がほとんどであるヒューマンシステムは、本当に粒ぞろいの若い優秀なエンジニアが揃っている。今年もおそらく来年も採用人数が激減することは十分に予測がつくけれども、我々のDNAを受け継ぐもの達は、我々の理念に賛同し「技術とおもいやりと豊かな人間性」を磨いていく覚悟がなくてはならないと思う。その点での妥協はしたくない。我々が、今まで培ってきたものは、そうそう簡単に創り上げることはできないものだと・・・ようやく自分でも自信を持って話せるようになった。

「システムづくりにおもいやり」その企業理念のもと「お客様に喜んでいただくことが、会社の成長に繋がり、そして社員の幸せに繋がる」このとても難しいことを軽々とこなして来ることが出来たのは、ひとりひとりの社員の技術への向上心とお客様に喜んで頂くことを大切に思う気持があってのことなのだと誇らしく思う。両立することの難しさに最近は直面することも多いのだけれども、我々はきっとこの難しい課題もクリアしていけるだろう。その相反することを実現する為に、圧倒的な技術力と前向きに取り組む姿勢とお客様へのおもいやりを目指し続けて、今に至っているのだから。

その為にも、入社式でお話したことをもう一度ここに記すことにする。お客様に喜んで頂くには、お客様のビジネスを知り、お客様の目指すところを理解して、そのあるべき姿に向けてシステムを構想し、構築していくことが重要である。それを私は強く感じずにはいられません。ゴールは、お客様が与えてくださるものではなく、お客様と我々が共に課題を共有し、分析し、方法を検討し、技術面での提案をし、その沢山の答えの中から一緒に最善を選び定めていくものになって来たのです。
我々は、技術を技術そのままに提供する技術支援やプログラムを作成するといった開発作業を提供するタイプの会社から、同じ技術をもって、それをコアコンピタンスとして、開発や運用を通して培ったノウハウをお客様のビジネスの視点でサービスとして提供する会社へと進化していくことが必要となってきます。我々は、そうして進化することで絶滅する恐竜ではなくなるのです。
このような不透明な時代に私達は、ヒューマンシステムという会社の元に集いそして、お客様に使いやすいシステムを提供することを使命として、これからも一緒に志を持って仕事をして行きましょう。

今日の新入社員への一言(1年先輩がお祝いに話すことば)の中にも、とても暖かいおもいやりが溢れていたように私は感じた。みんなそれぞれに個性的な一言をそれぞれの思いを胸に思い入れたっぷりにお話してくれた。笑顔でいることの重要性や人に物を聞くことは新人なら許されるということ、健康の大切さ、社会人としての心構え、この1年の間にそれぞれの感じたことや成長したことを十分に感じさせてくれた。

君達の未来は、君達と私達が一緒に創るものだから。

これからも、この新鮮な思いを忘れないでいて欲しい。新入社員のみなさまご入社おめでとう!

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桜の花のもと・・・新しい未来を創るのは

 1992年の9月に「システムづくりにおもいやり」をコンセプトとして設立された会社であるヒューマンシステムは、14年後の現在、100人の社員、10億超の規模となった。設立から現在まで右肩あがりの成長を続けてきた弊社は、常にお客様の必要とする開発技術(DB、XML、WEB、ネットワ-ク等々)を提供し、その技術をコアコンピタンスとしてEビジネスと共に成長を続けてきた。しかし、WEB2.0やBPM、SOAなど最近のトレンドは「作らない開発」である。また、Bricsの成長でソフトウェアの製造工程については、それらの国々へのオフショア開発の流れを止めることは出来ない。
 これらの漠然とした不安とよく言われる踊り場のような成長率の鈍化という悩みを抱え、私は、MOTに学ぶことを選択した。ヒューマンシステムのあるべき姿を明確にすること・・・私には、どうしてヒューマンシステムが強いのか(強かったのか)が本当のところは、判っていなかったのだ。
 上記のお客様の必要とする技術を常に提供してきた・・・この自信を得ることができたのは、学んだ成果だった。思い起こせば、自分達が会社を創ったころたった5人の若い経験の少ないUnixエンジニアの集まりに過ぎなかったこの会社にヒューマンシステムという名前をつけたのは、どうしてだったのだろう。
 名前を考えることが創業の第一歩である。当時お客様が我々の為に用意してくださった作業場所は、京王線の沿線の甲州街道に面したところだったこと、駅から繋がる並木道の季節は夏。木漏れ日がとても綺麗であったことなどを今でも鮮やかに思い出す。1992年10月から、有効求人倍率が1倍を割り込み、長い就職氷河期が訪れたことは既に衆知の事実である。当時、どんなことがあっても、まじめに技術に取り組みその技術を蓄え、お客様の望むシステムを創っていくことでしか我々の進む道はないだろうという思いからこの会社の名前をヒューマンシステムと名付けた。
 私を長い間苦しめつづけたのは、私がなにか自分の自己実現を考えては居なかったことだった。もともと、テクノロジストに分類されるだろう私が会社を創業した理由は、残りの3人の若いエンジニアが希望の条件で就職することができなかったから。・・・そう、我々の企業は、実は、前の会社の社長が給料を払わずに渋谷の事務所を畳んで逃げてしまったことに起因している。最初から、エンジニアが技術を磨き、ストレス無く働く場を提供することが私の起業の理由であり、自己実現だったのだ。
 MOTを卒業するにあたり、そんな自社の原点と自社のコアコンピタンスを整理することができたのは有意義なことだった。そうして、「未来を手に入れる最良の方法はそれを自分で創ること」この言葉の意味を本当に私は知ることができたように感じる。私達の未来は、ヒューマンシステムに集う私達の手で切り開いていくものであることをその意を強くした。4月から、その思いを胸にまたみなさんと良い仕事を積み重ねていきたいと思う。そう、ヒューマンシステムの君達の創る未来へ、君達が残す新しい伝説に向けて
  この、1年間ご協力を頂きましたことありがとうございました。

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